会いたくても
山小屋に住む老絵描きが、タバコ好きな猟師から聞いた話
ひさびさに登場。
山小屋に住む老絵描き。
「この間のう。こんな話をタバコ好きな猟師から聞いた。ある男があってないような仕事にくらいついた話じゃ」

男は、その仕事が気に入ってしまった。
そもそもその仕事は、あってないような仕事だった。
あってないような仕事。そこまでしか仕事については、分からんがの。
遠い所での仕事だそうじゃ。
男には妻がおった。
男は必ず帰ってくると約束して、妻にその仕事にいくことを承諾してもらった。
それ以来、男はうれしくなって会う人会う人にそのあってないような仕事に出向くことを言ってまわったそうな。
でも、男は出会った多くの人からはこう質問されることが度々だったらしい。
「嫁さんは、どう言うとる?」
「奥さんは、なんて言ってるの?」
そうことごとく聞かれるうちに、男は少し心配になってきだした。ほんとうにええんじゃろうかと。
不安のようなものを頭上に浮かべて、その遠くでの仕事に出向くまでの日々を過ごすようになった。
遠くでのあってないような仕事に出向く日が近づいてきたある日のことじゃ。
男はも一度妻に聞いてみることにしたんじゃ。ほんとうにいいのか?と。そしたらその男の嫁さんこう言ったそうな。

「はい。いってらっしゃい。気をつけて」

男はうれしくなってすぐにその言葉をメモした。無邪気なものじゃのう。

猟師の話では、もうそろそろその男は出発してもおかしくはない。
まさかその仕事というのが、リトル...
だったとしたらじゃ。わしはつぎの機会にもなにか言えるだろう。
 
by 山小屋に住む老絵描き


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05/21 13:02 | benメモ
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