会いたくても
WILD 9 制作について
こんにちは。benです。
通常営業のはずが、作品撮影の用事ができ、夕方よりの営業となってしまいました。
申し訳ございません。

では、昨日に引き続き、WILD 9制作についてお話します。

車にキャンプ道具をつんで一路、高梁川へ向けて出発しました。
「カイヒ」を制作した場所も、高梁川であったということもあり、自然と足が向きました。
また画材をメインで購入させてもらっている”シーザーアート”さんが、倉敷にあるというのも一因で、いつも無理を言っては、助けてもらっています。心強いです。はい。ありがとうございます。

まずはその足で、シーザーさんで、ジェッソとパネルを買うつもりでした。
しかし、僕の確認不足がたたって、お休みでした。それで、一日待とうかとも思いましたが、もう車で出発している。やる気になってしまっている。
僕は道すがら、ぼんやりどうしようかと考えながら、ホームセンターを見かけ入ることにしました。
パネルの代わりに板でも使おうかと思ったんです。
一件目では、思うような板が見つからず、二件目へ。
そこで、パッと目についた板。それを買うことにしました。
大きな板でしたので、半分に切ってもらうことにしました。三枚買って、合計6枚。
これも実は、必然だったんです。この板のこの半分の大きさが。
それからジェッソの代わりに、ペンキでも塗ろうかと思ったんですが、買う寸前で、やめました。
ペンキを塗らなくてよかった。これも必然。

板だけ持って、高橋川へ。「カイヒ」を作った同じ場所。真備の河原で、制作に入ろうと思っていました。
なのに、総社大橋を見た瞬間。「こっちもちょっと見てみようか」と、違う場所に足が向いたんです。
キャンプ中の食料なんかを買っている間に、どんどん時が過ぎてしまい、夕方前。
ジェッソも無い事だし、制作は明日から。今夜は気分を変えてに、このあたりでキャンプを張ろうかと考えたんです。
河原に車で降りて、ライトをつけて、車が行ける奥の奥まで。
もう夜が近づいていました。
テントを張るころには真っ暗で、テントの部品が壊れてしまっていることも忘れていたので、暗闇の中、だいぶてこずって設営しました。
それから、火を起こす。焚火を作る。ビールを飲む。ウイスキーを飲む。チーズを遠火で焼いてスモーク色にしてから食べる。
暗闇に目が少しづつ慣れて行きました。月がキレイだったし、星の群れがはっきりと見えました。
落ち着いてくると、慌ただしい夜のテント張りや焚火つくりで、気付いていなかったものに気付きました。
そう、目の前に、原野が。
もともとは人工的にならされたところなんでしょうが、僕には原野に見えた。
目の前に野球場くらいの広さの場所がひらけている。一面にはたけの短い草と、つんつんと伸びた草に黄色の花がついている。遠くでは森や木の影が、あざやかにたたずんでいる。そして空を眺めれば、月と流れる雲。星。パノラマと言ってよかった。
僕は必然的に、ここに導かれた。
僕は先行フライヤーでタイトルを、wild night is calling として、副題に意訳で、
”原野の夜に導かれて”とした。ふっと思って、そうつけた。深くは考えたものではなかったが気に入ってもいた。その後、僕は本当に原野に、原野の夜にたどりつくことになった。必然で...

目の前にちょっとした斜面が続いていた。そこに、ジェッソを塗っていない板を立てかけた。
絵を描くのにちょうどよかった。必然だった。
板をおいてから、僕は夜遅くまで、原野に広がる光景を眺めながら、お酒を飲んだ。
スゴかった。原野から伝わるダイナミズム。生命力。そうスゴさ。
何種類もの、鳥の鳴き声。虫の鳴き声。カエルの鳴き声。風の音。焚火がはぜる音。無茶だった。
僕はなんだか歩きたくなって、腰をあげると、車がこれ以上行けないないように柵がしてあるところを越えて、行ってみることにした。
柵の前に、川の本流からの小さな流れ込みあった。制作に使う水。必然だった。
柵を越えて、夜の森のようなところに足を踏み入れる。周りは自然だけ。
鳥が突然のように、飛び立つこともあった。
まったくコワイと感じなかった。
それどころか、僕はうれしくなって、自然と木や草に声をかけていた。
木もそれにこたえてくれていると直感で感じた。
木や草との会話だった。
僕は知らず知らずに、木を描いてきた。何故だか分からないが、勝手にそうなる。
確かな理由や根拠や説明なんてないが、必然だったとその時気付いた。
そう、原野の夜、木々や草たち、みんなが僕を呼んでいたと。
wild night is calling ben

テントへの帰り際、枯れた木から枝をポキポキと折って持ち帰り、焚火にくべた。
何の木かは知らないが、燃え出すといい香りがした。


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05/08 18:09 | benメモ
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