会いたくても
個展中ですが、ちょっとリラックスして、お話。2回目
ben(メモ)
ロンドンでのお話の続きです。

日本で予約したロンドンのホテル。この宿での滞在は、二日でした。
わりに安くない宿泊料金で、そのまま泊まっていると、すぐに所持金が底をついてしまうのです。

ビクトリア駅から少し離れた下町で、次の宿を探すことにしました。
英国には、ベッド&ブレックファースト(B&B)という、日本で言えば、安宿・民宿のようなところがあります。そのB&Bが、その下町周辺に集まっていると、事前に旅本を読んで知っていたのです。

勘で一件の宿に入って、宿泊料金をたずねました。手振りの多い、カタコト英語でのコミュニュケーションです。(とにかく話すしかないんですよね。とにかく、こればっかりは)
そこのご主人は、中東アジア系、アラブ系の顔立ちをされていました。
外国人の旅行客が多く泊まっていて、カタコト英語のやりとりにも慣れているのでしょう。意外に話ができたんです。
でも、僕が使ったある英語で、ご主人は大笑いされました。
数日分の宿泊料金を前払いした時です。
ご主人が、「おいおい、こんな大きな額の紙幣ばかりでは、お釣りを出せないよ」みたいな感じのことを言われました。僕は、そうといっても滞在がまだわずかで、あんまりお金をくずしていなかった。そのため、”すいません、万札だけで、まだ千円札を持っていないんですよ”みたいな意味を伝えるつもりで、こう言ったんです。
「アイム ソーリー 。アイ ハブ ア ノー リトルマネー!」
その直後です。ご主人は、僕の目を見ながら、笑いが止まらなくなっちゃたんですよね。
この時代、日本のバブルが崩壊した後といっても、まだ世界には、ジャパンマネーの余韻が残っていました。
ご主人は、「この日本人。小さなお金は持ってないんだそうだよ。たいしたお金持ちだよ。ヒャヒャヒャ!でもうち泊まるんだろう。うちは安いのに。ヒャヒャヒャ!(笑)」と言った感じで笑いが止まらなくなっていました。
でも不思議と馬鹿にされているような印象は受けませんでした。ご主人はただ、僕の突拍子のない発言にウケていたと思います。
僕もすぐに、ご主人がウケている理由に気づき、苦笑いをしました。でもご主人の笑いが止まらないので、いつのまにか僕も本当に笑っていました。

もしかしたら英国に来て、初めて心から笑ったのが、この時だったのかもしれません。

この宿は、予約して泊まったホテルの三分の一くらい料金でした。
僕は結局、帰国するまでこの宿で寝起きすることになります。

本日はこれにて失礼致します。個展もよろしくです。ben

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02/25 18:48 | benメモ
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