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作品No.268毎日原画 5月30日「こげたオイルドコート」
こげたオイルドコート


ben(コメント)
本日の原画を発表致します。
「こげたオイルドコート」です。
おやっ?少年の父親が初登場ですね。

~その時に着ていたオイルドコートを、やつにやった。コートの燃えてしまった部分は継ぎはぎをしている。やつはそれが嫌なのかもしれない。
 だが、やつに使ってほしいオイルドコートなのだ。
 私を救った彼が、やつの父親であり、彼が言ったことを憶えているから。

 やつの父親は、私を助けた後こう言った。
「上等のカッパが、すこし痛んだね」
「捨てるしかなさそうだよ」
「なに言ってんだい。そのカッパはまだ着られるよ。焼けてしまった部分にはパッチワークを施せばいい。ていねいに扱えば十年だって二十年だってもつ。今にあんたに息子ができれば息子の代にも着られるよ。今度カッパを新調するなら、あんたのそれがいいと、うらやましく見ていた程のものなのに」~

”七枚の絵、七つの話”オイルドコートと火の妖精の文中より。

「なに言ってんだい。そのカッパはまだ着られるよ。パッチワークを施せばいい」
「そうか。その手があったか。そうしよう。でないと、もったいないお化けが出てきそうだね」
なんて、若き日の老絵描きは言ったか、どうかは分かりません(笑)
話は変わりますが、少年は父親譲りの顔立ちだったんですね。髪型までそっくり(笑)

風向きが変わり、空に晴れ間が見えてきました。
二人は湖に駆け込んで冷えた身体を、ウイスキーを飲んで温めているのでしょう。
ウイスキーを一杯飲んだら、また仕事の続きです。
少年の父親は、他の同僚には老絵描きの失態を隠すことにしました。
そして森のはずれまで若き老絵描きを連れていって、この会話になったのです。
少年の父親の表情を見ると、”ちょっとまえにこんなセリフを言ったんじゃないか?”と思えてきました。
「まあ。気にすんなよ。こんくらいのこと誰だって十年に一度や二度はしてしまうことなんだ。君は、たまたまそれが今日だったのさ。運が良かったね。死なずにすむばかりか、火の妖精まで見れたんだから」

少年の父親のやさしき言葉に...
若き日の老絵描き、「そうか。そうだったのか」とうなずく。
そういうシーンの絵でした。


制作年月日 2008年5月30日
画用紙(サイズA4)
アクリルガッシュ、ボールペン、鉛筆、色鉛筆


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05/30 14:55 | 2008第2期毎日原画シリーズ(絵)
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