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9七枚の絵、七つの話 第9話
 七枚の絵、七つの話



  第 9 話



       オイルドコートと火の妖精
  [3]
       絵:雨が降りそうな山道を少年が走っている。

                  4



「村への山道に入る頃には雨になるだろう。カッパは持ったか?」
やつは答えた。
「一応」

 若い時に林業にたずさわったことがある。その時にカッパとして使っていたオイルドコートを、やつにやったが、気に入らないらしい。
 お古が気になり出す年頃なのか?思い出深いオイルドコートなのにな。



 このオイルドコートの思い出について触れたい。



 辺境の山間部で木こりをしていた。同僚と杉の木を切り出し湖に浮かべ、手漕ぎボートで木材を発送所へ移送していた。



 冷たい雨が断続的に降る、ある日の正午。
 私達きこり五人は、湖のほとりにある林の中で松の枝をバチバチといわせながら、焚火をおこし昼食にした。
 鍋の水が沸騰すると固形ブイヨンを入れ、小麦粉を練っただんごを浮かす。手近にある山草。確かこの時はヨモギだったか。ヨモギの葉を散らして食べていた。仲間は食べ終えるとほうぼうに散った。散歩であるとか、キノコ探しであったり。自由な時間なのだ。火の周りには私だけとなった。



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04/03 11:13 | 小説 七枚の絵、七つの話(絵つき小説) | CM:0 | TB:0
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